推命学と緒方泰州の著書

四柱推命実践鑑定講座基礎編  
私が、四柱推命講座基礎編の原稿を書いたのは、もう三十数年前のことです。
現在の目で見ると、年月の経過を考えると仕方がないのですが、足りない処や修正の必要な処等が目立ちますが、それでも、現在も教材として使える物ですから、二十数歳の若造が書いた物としては、良く出来た方だと思って居ります。
現在、私の教室では、修正を加え加え使っているクラスと、もっと短い時間で初等科を終了する為に、要点のみを集約した最新の基礎編を使っていますが、現在新しく修正版を出版する予定は有りませんので、泰州の四柱推命を学ぶには、現在最も良い教材だとお勧めいたします。


四柱推命学入門編  三一書房

入門編・三一書房版は、基礎編とは違い、書店のルートを用いて出版したものですが、内容的に余りお勧め出来る物では有りません。


和訳 原書

滴天髄や窮通寶鑑も、私が若い頃に和訳した著作です。
特に滴天髄は、様々なレベルの滴天髄と名前を付けた書物がありますが、余り感心の出来る物もが有りません。
もしも、推命学の原書を学習してみたい人には、良くできた物ですし、特に原書の読み方や、解釈の仕方をじっくり研究する人は一読してみて下さい。

応用編 甲乙~庚辛編

この本も、私の若い時に千題の例題を用意して、著した物ですが、資金の調達が出来なく成って、途中で出版を断念したものですが、教室にては、ワープロで入力した続編と、他に、数種類の甲乙~壬癸までの中級教科書として、全く違った文章と例題を付けて製本し、講座ごとに異なった用神取用法の教材を使っていますが、出版予定は上記の理由に因って全くありません。

奥義 実践命稿集

この本は、私が実践鑑定をしていた頃の、実際に鑑定した人の話を基にして、生年月日を実在しない物に、力量や命式の構造を変えない様にして、記述したものですが、その為に実在の生年月日では無いとの、批判を受けましたが、本当の実在の人物の命式を基にして居るので、絶対に迷惑が掛らないと思い細心の注意を払って、推命学の理論に嘘や間違いの無いように、随分と神経を使って書いた事が記憶に残って居ます。

断易実践鑑定講座

私は、四柱推命学を勉強する前に、断易を学びすでに断易の奥義に達していました。
現在、五行断易は混同されて居ますが、本来は十八問答秘解の、吉凶のみを判断する五行易の部分と、吉凶のみならず、物事の推移がどの様に成っているか、どの様にすれば良い方向に抜けられるかを占示する、卜筮正宗の黄金策の断易の違いが有り、黄金策を使う為には、十八問答の部分に、僅かでも迷いが有ってはならないのです。
そこで、この基礎編は、十八問答の判断に迷い易い所に、全て例題を付けて、その迷いを起させず、易卦に吉凶の結果がすでに定まって居る、五行易の判断の部分で迷いを起させず、吉凶以外の黄金策の判断方法に繋げる為に著した、五行易の練習問題集です。
五行易を自習する人には、とても良く出来た練習問題集に成ったと思うのですが、出版部数が極端に少なく、その為に非常に高価な本に成って仕舞いますたので、お勧め出来ません。

黄金策については、後の機会に別の書物を著作する積りです。

四柱推命師弟問答集

これは、私が実践鑑定科で数年間にわたり授業をし、取り貯めてきた無数のテープの中から、任意に一日分だけテープを取り出して、それを書き起こした物です。
内容は、その人の人生や状態や事情を、予め生徒が非常によく解っている者に限定し、緒方泰州の実力を試してやろうと言う物ですから、私も気が抜けず非常に大変であった記憶が有り、今では出来るかどうか分からない、授業の内容だったと思っています。
この本は、推命学の物差しを、実際に使って見たならば、どの様に成るかを表現する試みでした。本を作るに有った、出来るだけ読み易い様に、文字を大きくし、そのまま実際の鑑定の姿を伝える為に、修正を加えず、私も解らなかった事や、気が付かなかった事を、そのまま記述して有ります。
この本も、発行部数が100冊前後で、自費出版なので費用が掛り過ぎて、高価な本に成って居ますから、是非にとはお勧めできませんが、泰州のナマの鑑定を見て頂くには、良い材料に成っているのでは無いかと、思って居ります。
現在、残部が僅かに成って居ります。


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中尾書店

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