四柱推命の用語

身旺・身弱



 身旺とは、命式中に日干を扶ける星の多い者や、月令を得ている者のことを言います。
 

 身弱とは、命式中に日干が通根しない者、通根していても著しく傷を受ける者と、限定する方が、明確に限定・判断することが可能だと思います。

 身中とは、それ以外の者を身中と考えてください。


 私が推命を学習し始めたころは、身旺・身中・身弱を其々3段階ずつに分類して、9種の力量に分類せねば鑑定が出来ないと、実しやかに教えられ、本気でどの様に判定を加えるべきか、どの様に鑑定の変化を加えるべきか、等を究明すべきか、考えてまいりましたが、これも鑑定の出来ない先人が、自分を偉く思わせたい、自分に追い付かれたくないとの思いから、わざと造りだしたトラップでした。

 身旺は、人を利する生き方でなければ、幸せを得る事が出来ず、人を踏みつける事より不幸せを招き、身弱は人に任せる人に頼る事より、大きな災いを引き起こすのが、日干の十干毎に其々行動パターンや、思考法には違いが有りますが、鑑定の基本原則です。